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なすの皮が固いものは食べていいの?原因と調理する方法について

2024年9月1日野菜

なすの皮が固い原因はなに?食べやすくするための対処法について

なすの皮を料理に使った際に、皮が固くてうまく食べられなかったり、口の中に皮が残ったりすることがあります。

皮の固さはなすによっても異なりますが、なぜ皮が固いものが出てくるのか不思議に思いますよね。

今回は、なすの皮が固くなる原因・理由の解説と、皮が固いなすへの対処法について解説していきます。

なすの皮が固い理由・原因

なすの皮が固くなる理由には、以下のような原因が考えられます。

水や肥料の不足

なすの皮が固くなる主な原因は、水と肥料の不足です。

なすは90%以上が水分で構成されており、他の野菜よりも多くの水を必要とします。

水やりが少なかったり、乾燥した気候が続いたりすると、水分不足により皮が固くなります。

水分が不足すると、皮がツヤを失いマットな状態になります。

さらに、なすを含む野菜の成長には肥料も欠かせません。

適切に追肥されないと、養分不足で皮が固くなることがあります。

水分や肥料の過不足は避け、適量を与えることが、美味しいなすを育てるために重要です。

収穫時期が遅れた

収穫のタイミングが遅れることも、なすの皮が固くなる原因となります。

なすは通常、完全に熟す前に収穫されますが、収穫が遅れるとどんどん成長し、種を守るために皮が固くなります。

大きいなすは可食部が多く見えますが、実際には皮が固く、食感が悪くなることが多いです。

そのため、適切な時期に収穫することが重要です。

スーパーで購入する際も、大きすぎるものは避けるのが賢明です。

受粉の不良・石なす

受粉不良も皮が固くなる原因のひとつです。

なすは花粉が雌しべに付着して受粉することで成長しますが、受粉が上手くいかないと子房が成長せず、固いなすができてしまいます。

このようななすは「石なす」と呼ばれ、皮だけでなく実も固くなります。

秋ナス

秋に外で育てられたナスは、寒暖差や気候の影響で皮が硬くなる傾向があります。

10月中旬以降になると、その年の気温によって外で育ったナスは雨風で傷つきやすくなります。

この傷が原因で、皮が固くなることが多いのです。

しかし、傷が小さかったり範囲が小さければ、その部分を剥いて調理すれば美味しく食べられることもあります。


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皮が固いなすは食べられる?

皮が固くても問題なし

皮が固いナスは腐っているわけではないので、食べても問題はありません。

ただし、食感が悪くて食べにくいというデメリットがあります。

加熱しても皮が口に残り、食感が悪くなることがあるため、美味しく食べるには少し工夫が必要です。

石なすは食べるのに向かない

受粉不良でできた石ナスは、皮だけでなく実も固くなっています。

食べられないわけではありませんが、調理しても固くて食べにくく、味や風味も良くないため、無理に食べる必要はありません。

石ナスが市場に出回ることはほとんどありませんが、家庭菜園で育てたなすが石ナスになった場合は、残念ですが廃棄するのが無難です。


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皮が固いなすへの対処法

皮が固くなったなすをおいしく食べるための対処法を紹介します。

皮を剥いてから調理する

なすは通常皮ごと食べられますが、皮が固い場合は剥いて調理しましょう。

皮を剥けば口当たりが良くなりますので、ピーラーなどを使って皮を剥いてあげます。

焼きなすにする場合は、焼いてから冷水に浸けて皮を剥く方法もあります。

なすの皮にはポリフェノールなどの栄養素が含まれています。

栄養を無駄にしたくない場合は、等間隔で皮を剥いて縞目にすると良いです。

見た目も華やかになり、食感も楽しめます。

縞目に皮を剥くにはピーラーがおすすめですが、包丁でも可能です。

隠し包丁を入れておく

皮を剥かずに使いたい場合は、隠し包丁を入れると良いです。

隠し包丁とは、火の通りを良くし味を染み込みやすくするために食材に切れ目を入れることを指します。

大根の煮物などでもよく使われます。

なすに隠し包丁を入れると、火が通りやすくなり、皮の固さが気にならなくなります。

なすの皮に5㎜幅くらいの切れ目を斜めに入れ、さらに格子状になるように切れ目を入れると効果的です。


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皮が固いなすの料理法

揚げなすにする

揚げなすにする場合は、皮を剥かずに調理する方が良いです。

皮を剥くと油を吸いすぎてしまい、なすがギトギトになってしまいます。

元々油を吸いやすい野菜なので、皮を剥くとカロリーも高くなります。

揚げなすにする場合は、隠し包丁を入れて対処しましょう。

漬物にする

皮が固いなすを漬物にする場合は、漬けるときに砂糖を加えると良いです。

砂糖を加えると、浸透圧の効果で皮が柔らかくなります。

煮浸しにする

皮が固いなすを煮浸しにする場合は、皮を剥くと良いです。

煮浸しは皮を剥いても美味しく仕上がります。皮ごと使う場合は、隠し包丁を入れておきましょう。

隠し包丁を入れることで、皮が気にならず、味がしっかり染み込みます。

まとめ

天候や時期などにも左右されるため、皮が固いなすに当たってしまうのはある意味仕方がないことかもしれません。

固いなすを避けるのは少し難しいため、対処する調理法を覚えておくのがいいでしょう。

幸い、皮は硬くても中にまで影響を及ぼしたりはしないので、皮を剥くというのがもっともシンプルで簡単な対処法となります。